フィレンツェ

2007年5月19日(3日目) ベネチア 8:44発〜フィレンツェ 11:23着 ユーロスター



 ▲ユーロスター(ES)



 ▲車窓はパストラーレな景色がずっと続きます。


汽車の移動も最初はプレッシャーだったのですが、無事、
フィレンツェに着くことができました。


4人の対面シートで私たちは窓際でした。それぞれのとなりに
写真の人たちが。外人です。なんとなくお互いむかい同士でぼ
そぼそしゃべりながら、なんともいえない気づまり感が。なにか
しゃべらなきゃ。こういう時こそ英会話ができればなあ・・・と思
います。1時間くらいたって、こんな時のために用意しといた和
紙の折り紙を。ちょうど真ん中にテーブルがあるので、その上
でもくもくと鶴を折り始めました。相手はだまってじっとみていま
す。折り終わってぷーとふくらめてぱたぱたと飛ぶしぐさをした
時、男性が拍手を! 「This is Happy Bird」(悲しいかな『鶴』
も『折り紙』も英単語がわかりません)そう言って二人にも折っ
てもらいました。すこし時間がかかって折りおえた時は、もう
とてもフレンドリーになって、つたない会話でコミュニケを。



アルゼンチン、ブエノスアイレスからの新婚旅行中だそうです。
とてもおかしいのが、アルゼンチンがぱっとわからなくて彼が地
図を書き始め指すので、私が「マラドーナ?」というと「オー!
マラドーナ!」といってがっちり握手するのですね(笑)。
そのあとフィレンツェにつくまでを、デジカメの写真を見せ合った
りしながら、とても楽しく過ごすことができました。

こんな楽しい時間を持てたのも、自由旅行ならではの醍醐味か
もしれません。この旅行の中で最高の思い出になりました。


    

▲左・中写真:宿泊ホテル「ボンチアーニ」からの景色です。このホテルは空調がなく冷蔵庫もなく、エレベーターも
ちょっと怖かったです。でも、フィレンツェの駅(サンタ・マリア・ノヴェッラ駅=左写真中央)からもドゥオモからも
近く便利でした。   ボンチアーニの情報はこちら。

右写真は、るるぶ推薦のレストランのウェイターさん。メニューが読めないのでお勧めをその人に頼むことに。すべて
の料理が、ワインもとてもおいしい!私たちが「ヴォーノ!」を連発していると、「まいう〜?」と聞いてきました(笑)。
最後に請求を見てくらくらしてしまいました。ふらふらしたのはワインを飲みすぎたわけだけではありません。た・た・高い!
またもや予算を大きく超過です。

  

▲サン・マルコ修道院にて                  ▲フラ・アンジェリコ作 『キリストの嘲笑』



▲サン・マルコ修道院 『受胎告知』 フラ・アンジェリコ作のフラスコ壁画

             

ミケランジェロの傑作『ダヴィデ像』のあるアカデミア美術館。

混んでました。
待つこと2時間。ジェラートを食べたりして、じっと待ちました。
左写真は、列を待ってる時のものですが、あちらの人も
イタズラ書きが多いですね(笑)。
また、目当てのダヴィデ像は、想像以上に大きかったです。
残念ながら撮影禁止だったです。




   

▲フィレンツェといえば、これ! ドゥオモです。大きいです。圧倒されます。



▲左:ドゥオモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)の正面。右:ジョットの鐘楼。





ドゥオモも登れるらしいのですが、登り口がわ
からず、ジョットの鐘楼の方に登ってみました。

「まいう〜」の昼食時に飲んだワインがとても
きいてきて、アカデミア美術館の待ってる間に
も、うとうとしてしまい、ふらふらしていたので
すが、この鐘楼の階段とてもとてもきつかった
です。狭くて急な階段が400段以上続きます。
うちのワイフは、日ごろのテニスが役立ってい
るのかすいすい登っていきます。私はメタボで
酔っ払っているので、ぐるぐる目が回って、何
べんか途中で断念しようと思ったくらいです。
なんとか這うようにして登りました。

登ってよかったです。とても素晴らしい景色で
す。ドゥオモに登るより、きっとドゥオモが見れ
るこっちのほうが良かったのではと思います。




▲ジョットの鐘楼からの景色も、これまたブラボーです。ドゥオモが大迫力です。







  

下に下り始めてすぐ、頭の上で鐘が鳴り始めました。ものすごい大きな音です。床が壁が空気が揺れます。
こうしてフィレンツェの1日目は終わりました。


5月20日(4日目)、今日は日曜日です。楽しみにしていた人気のウフィツィ美術館へ。

     

ウフィツィ美術館には、ミケランジェロやボッティチェリの教科書でも、みた覚えのある有名な絵画がたくさんありました。
予約なしだと何時間も待つという話だったので、HISで予約をとってもらったおかげで20分位で入れました。
予約してなかったらそうとう待ったと思います。きのうのアカデミア美術館は予約しなかったので2時間待ったのですが、
この旅行中イタリアは観光のハイシーズンらしく、どこへ行っても人人! ほんとにたくさんの観光客で一杯です。
『時は金なり』ということを思うと、イタリアで美術館めぐりをテーマにすると、待ち時間が長い上、人も一杯で落ち着いて
見れないので、あまり楽しくありませんでした。(そういってもこりもせず、ローマではバチカン美術館に行ったのですが)

   

馬車が結構通っていました。右写真はドゥオモへ入場を待つ列です。ほんとにどこへ行ってもたくさんの人です。



▲ウフィツィ美術館のそばのダヴィデ像。レプリカだそうです。


▲サンジョバンニ洗礼堂『天国の門』の上部



レストランの話

おとついのベネチアでも、きのうの「まいう〜」
のお店でも、おいしかったのですが、ものすご
く予算超過してしまいました。お水も有料だと
後で知りました。ローマまでお小遣いが持ちそ
うもありません。この失敗はすべて、メニュー
が読めない、ことにつきると思いました。頼る
ガイドブックを『るるぶ』から『地球の歩き方』へ
変更。そして『日本語メニューのある店』へ。
大成功でした!
安心して食べたいものが食べれました。する
と、不思議なものでよけいおいしく感じます。
旅行のちょうど中間点でこのこつを掴めたこ
とは、今後の自由旅行への大きな勘所とな
りそうです。


ベネチアでは、『カニのサラダ』、
フィレンツェでは、『Tボーンステーキ』
を食べるのを目標にしていたのですが、残念
ながら、今回はどちらも駄目でした。

  

右写真:このイノシシの鼻に触れると、またフィレンツェに戻ってこれるとか。



▲ポンテ・ヴェッキオ。フィレンツェで一番古い橋。橋には貴金属店が並んでいます。






こうしてフィレンツェの2日間が終わりました。とても美しい街です。
最初緊張しまくりの私たち夫婦も、だいぶなれてきました。
明日は朝からユーロスターに乗って、ローマへ移動です。




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